COURSE 【京都府】紫式部ゆかりのまち宇治起点 プチヒルクライム&観光サイクリングコース
- 距離
- 10km
- 登り
- 80m
- 最大標高
- 90m
- 目安時間
- 2時間
- 難易度
- ★★☆☆☆
歴史ある街並みと大自然の共演
今回紹介するのは京阪宇治駅から天ケ瀬ダムまでの観光サイクリングコース。
距離は片道およそ5kmで、のんびり走っても1時間かからない程度。
坂道も多少ありますが、きつすぎないので初心者でも安心です。
京阪宇治駅を出発すると、まず感じるのは宇治の町に流れる落ち着いた空気!
駅前のにぎやかな通りを抜けると、やがて宇治橋が見えてきます。この宇治橋は、飛鳥時代の646年に架けられたと伝わり、日本三古橋の一つに数えられています。何度も流され、再建されてきた橋ですが、そのたびに地元の人々の手で守られてきました。橋の上に立てば、宇治川の流れとともに時の流れまで感じられるようです。
少し足を延ばせば、あの有名な平等院があります。時間に余裕があればぜひ立ち寄ってみてください。鳳凰堂が池に映る姿はまるで極楽浄土のよう。10円玉の裏面に描かれているあの建物そのものです。
周囲には老舗の茶屋や抹茶スイーツのお店が軒を連ねており、観光とグルメの両方が楽しめます。
ここからが本格的なサイクリングのスタート。宇治川沿いの道、いわゆる「宇治川ライン」をゆっくりと走っていきます。山の緑が深くなっていくにつれ、街の喧騒が遠のき、鳥のさえずりと川のせせらぎが耳に心地よく響いてきます。道の両側には木々が立ち並び、春には若葉、夏には蝉時雨、秋には紅葉と、季節ごとに表情を変えて旅人を迎えてくれます。
そしていよいよ、目的地・天ヶ瀬ダムに到着です。このダムは1964年に完成した重力式コンクリートダムで、水をたたえた巨大な壁が圧倒的な存在感を放っています。運がよければ、ダムの放水を見ることができるかもしれません。轟音とともに流れ出す水、その勢いはまさに自然と人間の力が交差する壮観な瞬間です。
帰り道は同じルートを引き返してもよし、余裕があれば別ルートで少し寄り道してもよし。
ぜひ一度訪れてみてください。
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参考コース
