COLUMN 【サイクリングスポット】パワースポットでのんびりと 滋賀県多賀町 糸切り餅を食べながら
よろこび の意味を持つ"賀"の文字。
賀の文字が並ぶ滋賀県多賀町は、よろこびが並んで、なんだか縁起の良い雰囲気が漂う。
よろこびの充電に彦根駅からパワースポット巡りのサイクリングへ。
滋賀県内で最大の欅の木。その昔、元正天皇(715-724)の頃、病気平癒の祈願にとシデの杓子を献上した際に余った木が献上されたが、 その際に余った木をさしておいたところ、現在のような巨木に育ったという言い伝えがある。
多賀大社のご神木である欅は南西500mのあたりに女飯盛木、男飯盛木と2つの巨木が立つ。見上げれば、時代を越えて佇む木に心が落ち着くものだ。
多賀大社では絵馬ではなく、杓子に様々な願いを書いて境内に供える。
長寿祈願の社として信仰され、かつて病気平癒の祈願にと杓子を献上したのが始まり。オタマジャクシの語源とも言われる、太古の時には強飯(こわめし、粘り気が無くパラパラとした米飯)をすくうために、中央に窪みがある所謂「お玉」の形をしていたとか。
お玉、玉杓子が、お多賀、お多賀杓子が語源とも言われ、蛙の子であるオタマジャクシに繋がる。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」という唄にもあるように、多賀大社と伊勢神宮は新神様。伊勢神宮の近くには蛙で有名な二見興玉神社がありますが、多賀のオタマジャクシと伊勢の蛙、思えば興味深い。
火災や災害による建て替えを経て、現在の本殿は1930年に建てられた。
正面の大鳥居から広がる社殿はもちろん、寿命石と呼ばれる縁起の良い石や茶釜など、パワーが充足していく空間で過ごす休日のひと時。
江戸時代に行われた大修復工事の際の御湯神事の調度として伝えられている大釜。青緑と黄金色が混じり合う表面の色合いに時の流れを感じる。
歴史に触れると何故か心が充足するのが不思議だ。
多賀大社を巡ったら、食べておきたいのが糸切り餅。元寇の後、蒙古軍の旗に似せ赤と青の糸模様を入れた餅を弓の弦で切って神前に供えた故事にまつわる多賀の名物菓子。
多賀大社周辺には糸切り餅のお店が並び、お茶と一緒にほっこりといただく事ができる。
【グルメ・観光】パワースポットでのんびりと 滋賀県多賀町 糸切り餅を食べながら
今回の訪問先
多賀大社 |
滋賀県犬上郡多賀町多賀604 |
JR東海道本線、近江鉄道本線 彦根駅から約6.4km |
自転車で約20分 |
サイクリングでの目安消費カロリー約150kcal |
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