COURSE 【岐阜県】茅葺き屋根の合掌造り群 世界遺産白川郷を目指すサイクリングコース
- 距離
- 42km
- 登り
- 780m
- 最大標高
- 585m
- 目安時間
- 3時間
- 難易度
- ★★★☆☆
日本むかし話の世界へタイムスリップ
今回紹介するコースは富山県の南砺市にある城端駅から岐阜県の白川郷へ向かうサイクリングコース。
山越えもあり走りごたえのあるコースです。
交通量はそこまで多くないですが、補給する場所が限られており、自転車店も少ないことから、しっかりとした準備が必要です。
白川郷(しらかわごう)は、岐阜県の北部、白山の山麓に位置する美しい山村。
その美しさは一見の価値ありです!
「合掌造り」(がっしょうづくり)と呼ばれる独特の伝統的な建築様式で知られており、1995年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。
白川郷の合掌造りは、三角形の急勾配の茅葺き屋根が特徴。
日本むかし話に出てくるような景色が広がります!
屋根が両手を合わせたような形に見えることから「合掌」と名づけられたそうです。
この設計は豪雪地帯に適しており、積もった雪が自然に滑り落ちるようになっているのだとか。
この地域はかつて、険しい地形と長く厳しい冬に守られて発展したため、独自の文化が長く維持されてきました。
白川郷の魅力は四季の美しさにもあります。
春には桜が咲き、夏には青々とした田んぼ、秋には紅葉、冬には雪に覆われた幻想的な風景が広がります!
特に冬に行われるライトアップイベントでは雪の合掌造り集落がライトに照らされて、まるで童話の世界に迷い込んだかのような光景が広がります。
白川郷は朴葉味噌や五平餅、山菜料理といった自然豊かな環境を活かしたグルメが多数ありますが、おすすめは蕎麦。
白川郷のある岐阜県飛騨地方は、古くから蕎麦の栽培に適した場所として知られており、特に標高が高く寒暖差が大きいため、香りや風味が豊かな蕎麦が育ちます。地元で育てられた蕎麦粉を使用しており、「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」を大切にしていることから、新鮮で香り高い蕎麦が提供されています。
白川郷を訪れた際にはぜひご賞味ください。
白川郷は標高が高く山間部に位置するため、サイクリングをする際には寒暖差に要注意です。
夏場は下界よりも涼しく避暑地感覚で楽しめますが、春や秋は想像以上に寒いこともあるのでウインドブレーカーなどを用意するようにしましょう。