COURSE 【山口県】「瀬戸内の海の門」下関ならぬ上関を目指すサイクリングコース
- 距離
- 25km
- 登り
- 85m
- 最大標高
- 55m
- 目安時間
- 2時間
- 難易度
- ★★☆☆☆
日本三大急流の地
山口県の下関は有名ですが、上関をご存じの方は少ないのではないでしょうか。
下関は山口県の西側、九州を隣にした場所ですが
上関は山口県の反対、東側の柳井市に南に位置しています。
山陰本線の柳井駅や大畠駅がスタートゴール地点におすすめです。
上関は、周防大島や平生町などの町に囲まれ、瀬戸内の穏やかな海に面しており、穏やかでのんびりとした雰囲気が特徴。
また、上関は「瀬戸内の海の門」とも称され、古くから海上交通の要所として栄えてきました。
上関の「四階楼」(しかいろう)は、江戸時代の豪商、白井家によって建てられた歴史的建築物で、上関町を象徴する名所の一つ。
四階建ての和洋折衷建築である四階楼は、江戸から明治にかけての繁栄を今に伝え、山口県指定の有形文化財にも指定されています。
この建物が建てられた背景には、江戸時代における上関の地理的重要性があります。
当時、上関は瀬戸内の海上交通の要所として栄え、海運を通じて多くの物資が行き交っていました。
豪商として力を誇った白井家は、そうした時代の流れに乗り、四階楼を瀬戸内海を望む見晴らしの良い位置に構えました。
この楼閣は、海から入港する船を見渡す役割も果たしていたとされています。
また、商談や客人の接待なども行われており、白井家の財力と影響力を象徴する建物でした。
建物内部を見学することもできます。上関を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
また、すっきり体を癒したい場合には上関海峡温泉「鳩子の湯」がおすすめ!
源泉を地下1000mから汲みあげ、瀬戸内海を眺めながらゆったりと温泉を楽しむことができます。
そしてお風呂上りには併設のレストランで海鮮料理をご賞味あれ。
上関海峡は日本三大急潮流の一つに数えられ、潮の流れが速く、その迫力は一見の価値があります。
また、漁港としても活気があり、四季折々の海の幸が水揚げされるため、地元の新鮮な魚介を味わうことができます。
歴史と文化とグルメに温泉とわざわざ訪れる価値のある上関。
瀬戸内海随一の急流と美しい眺めを堪能しに、ぜひ訪れてみてください。