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COLUMN 【サイクリングスポット】江戸散走 神田川から明治神宮 -東京都豊島区 新宿区 渋谷区-
神田川
江戸幕府の始まりとともに江戸市中の飲料水の供給のために整備された神田川は、東京を西から東へと横断する全長24.6kmの一級河川。
神保町から巡った回「坂の都 東京サイクリング 神保町 本郷 谷中 護国寺」でも紹介したが、江戸を散走する際には時々現れる江戸を代表する川だ。
大都会の中心を流れながら、地下を流れないという川だからこそ江戸の散走途中に目の前に現れ、その度に止まっては一息つく。
今回は、学生が集う高田馬場から神田川沿いを走り、明治神宮の深い森を目指す散走に出かけた。
高田馬場にある神高橋。
神田川沿いに小道が整備され短い区間だが川沿いサイクリングを楽しめる。
明治通りが交差する高戸橋。
新宿区に入り、明治神宮を目指す。
学習院女子大学 正門
通りを走っていると、如何にも文化財らしいオーラを出している赤い門が見える。
学習院女子大学 正門。
明治10年に建てられた旧学習院の正門を戦後に移設した国の重要文化財だ。
赤く塗られた鉄の門には独特のデザインが施されており、是非とも間近で見ておきたい。
江戸から近代、現代と日本の中心である東京は、このような建造物にまさしく犬も歩けば棒に当たるという勢いで巡り合う事ができる。
つまり、自転車で散走するには絶好の土地なのだ。
重要文化財 学習院女子大学の正門。
明治初期の高い鋳造技術で作られた鉄門。
山手線内最高峰
大通りから道を外れて戸山公園へ。
ここは山手線内の最高峰「箱根山 標高44.6m」のある公園だ。
江戸時代に回遊式庭園として整備された土地は、大きな木々が茂り憩いの場となるとともに、野趣溢れる空間は数々の特撮ヒーロードラマの撮影場所としても使われてきた。
公園内にはブランコをはじめとした遊具があり、ここが東京都新宿区であるという事は全く感じさせない。
まるで都会の中に存在する異世界といった印象さえ湧いてくる。
力強く根を張る木々。
いわゆる東京のど真ん中に存在する日本の一般的な公園の姿。
明治神宮へ
山手線内最高峰の後は、新宿御苑をかすめ南下し明治神宮を目指す。
年間来場者数が120万人を超える新宿御苑は、この日も大勢の人で賑わっていた。
11月は「菊を観る会」も催される事から、入り口には菊の花が飾られている。
さすがに周辺はビルも立ち並ぶ都会の風景。都会の広い道路を走り抜けていく。
新宿御苑。
広めの道路とビル群。新宿御苑の周りは走りやすい。
時の流れを感じさせてくれる山手線を支えるレンガ。
明治神宮
深い森に囲まれた参道を通り、明治神宮の境内へと向かう。先ほど訪れた戸山公園をはるかに凌ぐ密度の高い木々には多種多様な生物が棲む都会の中のジャングル。
まさしく神秘的な空間は大正期に植林された人工的な森だ。さほど遠くはない場所には高層ビルが立ち並ぶ大都会を全く感じさせない森が敷地内に広がっている。
「鎮守の杜」と呼ばれる森に癒される。
汐留から北上した回「緑の都 東京サイクリング 汐留 六本木 青山 神宮」でも紹介したが、東京の緑の多さ、深さには驚く。
東京でのサイクリングは整備された舗装を進むと緑豊かな空間が次々と現れるため、散走で巡るには非常に最適な土地だと言える。
参道から境内に入ると、初詣の時期を彷彿させるほどの賑わいが見える。
外国からの観光客が参拝で訪れる事も多く、年間300万人（2019年）を超える参拝客は日本一を誇る。
鎮守の杜の生物も多種多様ながら、最近では参拝客も多種多様となっているようだ。
明治神宮 北参道 大鳥居。
献木によって集められ大正時代に人工的に作られた鎮守の杜。多種多様な生物が棲む。
100年の杜に守られる明治神宮。
初詣の参拝客は日本一という。
本殿。
「江戸」東京の深い一面を探るならサイクリングがベスト
昼夜、人口の集中する東京都。
ニュースなどで見かける東京の景色はビルと人混みだ。
公共交通機関を利用すると、どうしてもそのイメージから逃れられず自分自身も雑踏の中に身を置いてしまう。
サイクリングで巡ると、静寂に包まれた「江戸」東京の深い一面を発見する事ができる。
江戸巡りはサイクリングがベストな手段だ。
- 高田馬場駅-箱根山-新宿御苑-明治神宮
- 距離：約8km
- 消費カロリー：約200kcal
- シェアサイクル：JR高田馬場駅、代々木駅周辺にハローサイクリングのステーションがあります
- シェアサイクル：ハローサイクリング アプリはこちら
周辺サイクルベースあさひ
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