COLUMN 【自転車相談室】自転車ってどんな遊び方があるの?お好みに合わせた自転車の楽しみ方
- 通勤や通学
- ダイエットやフィットネス
- 休日の過ごし方として
- 奥深い趣味の世界
1通勤や通学
自転車の使用シーンとして多くを占めるのがこの通勤や通学ではないでしょうか。自動車やバス、電車、徒歩などと同じように挙げられるのが自転車です。
最近ではこの通勤通学における自転車をいっそ楽しんでしまおうという人が増えています。
人によっては学校・会社へ行くために、毎日自宅から歩いて駅まで行き、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に耐えながら移動をし、さらに歩いてたどり着く、と言うケースもありますが、考えてみればなかなかなストレスです。
withコロナの時代では密になるシチュエーションもあり、リスクが伴います。
自転車はこれらを一気にパスすることができます。
自転車のメリットは徒歩より早く、自動車やバス、電車と違って出発地から目的地まで最短で移動することができます。渋滞に巻き込まれることは少なく、また電車の遅延や混雑に悩まされることもありません。毎朝風を浴びながら自転車を漕ぐだけでリフレッシュにもなりますね。
自転車に関する研究で有名な話ですが、朝から自転車に乗ることで脳が活性化され、その1日の勉強や仕事がより効率的になるという 研究結果も出ています。
少し仕事が早く終わった日には、気になる本屋さんやカフェに立ち寄ったり、普段使わないルートで家を目指してみるなど、日々の中に少しのアレンジを日常的に加えることができるというのも自転車のメリットですね。
通勤通学は毎日すること。その前に家にほんの少しでも彩りを与えてくれるのは自転車なのです。
2ダイエットやフィットネス
自転車は有酸素運動です。
実際に乗ってみると分かりますが、力を入れてこいだり長時間乗ると、そこそこの疲労感や空腹感に襲われます。 これはつまりそこそこの運動強度だと言うことです。
ダイエットはフィットネスにおいて重要なことのひとつに「継続することができるかどうか」というポイントがあります。
「ダイエットのために毎日腹筋を100回しよう」
「 ジョギングをして健康的になろう」
と掲げたものの途中で断念する人も少なくないと思います。
どんな運動でも継続すればちゃんと効果を得ることができます。
自転車はその点でとてもオススメです。
最初に自転車は「移動手段」と解説しました。
この「移動」しながら運動になるのか自転車の魅力的な側面です。
先述した通勤や通学も移動ですが、これを自転車にすることで実は毎日のダイエットやフィットネスに繋がるのです。通勤や通学は毎日することです。その手段をそのまま身体作りに活かす。これ以上効率的な事はありません。
ジョギングや水泳に比べてあまり体力を使わないと思われるかもしれませんがだからといってカロリーを消費しないわけではありません。
ウォーキング:300キロカロリー
ジョギング:450キロカロリー
水泳:500キロカロリー
自転車:420キロカロリー
※成人男性(60kg)が1時間運動した場合の消費カロリーの目安
毎日仕事終わりにジョギングをしたり水泳することは大変だと思いますが、自転車であれば移動しながら運動することができるので継続が可能です。また体への負担が少ないというのもポイントです。無理なく続けることができる。ダイエットフィットネスにおいてとても大事な事を自転車は提供してくれます。
3 休日の過ごし方として
「休みの日にちょっと自転車でカフェまで」
「あそこの公園に行ってテニスをしてから帰りは雑貨屋さんに寄って帰ろう」
「近くの川沿いを走ってサイクリングして、隣町を巡ってみよう」
そんな生活に根付いた楽しみ方の手段として自転車は有効です。
自転車の良いところは出発地から目的地まで 余すことなく楽しめるというところにあります。徒歩より早く自動車より遅いため、移動時間を短縮しながらも流れる景色はゆっくりであり、街並みや自然を五感を使って感じながら走るだけでも気持ちが良いですね。
少し寄り道をしたり、通ったことのない道を走ってみると、今まで知らなかったケーキ屋さんがあったり、景色の良い場所があったり、今まで気づかなかった抜け道があったり、いろんなサプライズに出会うことができます。
いつもの休日を少し彩ってくれる自転車。
天気の良い休日は自転車に乗って散策されてみてはいかがでしょうか。
余談ですが自転車を使った散策のことを「ポタリング」と呼びます。
「ロングライド」「サイクリング」などよりももっと気楽でゆっくりペース。気になった場所があったら寄り道をしたり、立ち止まったり、ベンチで休憩したり、写真を撮ったり・・・。そんなゆるりとした自転車の楽しみ方です。
「今度の休日はポタリング行こうよ」
なんて会話がもっと増えればいいなぁ、と個人的に思っています。
4 奥深い趣味の世界
さて趣味としての自転車ですが、これは本当に奥が深いので、さらっと終わらせます。詳しくはまた別の記事で紹介していきます。
というのも、先ほどから何度も「自転車は移動手段」と解説していますが、趣味は自転車そのものが「目的」となる世界です。
例えば
「ステムのボルトをチタン製に変えて自己満足に浸る」
「リアディレイラーのプーリーを大型化して回転抵抗を減らしてみる」
「 ケーブルを電動化してみた目をスッキリさせる」
なんて世界です。マニアックですね。とても楽しいですよ。
もちろん「自転車は移動手段」と言うスタンスのまま深掘りしていくこともできます。
例えば
「自転車でどこそこを一周する」
「温泉とグルメを求めて週末はロングライドをする」
「サイクリング仲間と一緒に150 km 走る」
「大阪から東京まで24時間以内に走破する」
「実機を見に行くために山に登る( ヒルクライム )」
などなど・・・。
それぞれを深掘りしていくと本当に深いです。ので今回はここまでにします。
自転車の楽しみ方は人それぞれです。
皆さんなりの楽しみ方を見つけて、幸せな自転車生活を送りましょう。