COLUMN ヒルクライムとは? クライマーに聞くヒルクライムの魅力と楽しみ方を紹介 自転車で坂を登る!
- ヒルクライムって何?
- ヒルクライムの魅力とは
- 峠を選ぶ時の目安を紹介
- 気を付けるべきポイントは
- まとめ
1 ヒルクライムって何?
自転車を始めたばかりの方などは「ヒルクライム」って何?と思われる事も少なくないかと思います。ヒルクライムとは簡単に言うと自転車で峠や山などをひたすら走る事をいいます。つまりは坂を登ることです!
全国各地のヒルクライムコース
全国各地のヒルクライムイベント
乗り方講習会
日本で山といえば有名な富士山や、某漫画の聖地である箱根、国道最高最高地点の渋峠
等も自転車で登る事ができ日本には様々な峠や山道があり走りやすく、世界的にみてもヒルクライムをする環境にはもってこいの国です!
「自転車で山を登るなんて、、、大変なだけじゃないの?」
「キツい坂道を走るなんて、、、ドMなんじゃ??」
と思われがちですし、
私自身も自転車乗り始めた時はそう思っていました。
(気づけば今では登れば登るほど楽しくなってくるようになってます)
そんなヒルクライムについての魅力や注意点などを話したいと思います!!
2 ヒルクライムの魅力とは
先程にも少しふれましたがヒルクライムとはひたすら坂を走るため、、、とてもキツいです!ただ、キツいだけではなくヒルクライムには自転車乗りを惹きつけてやまない魅力があるんです!!
ヒルクライムの魅力とは「達成感」と「景色」です。私自身がヒルクライムに魅了された大きな要因がこの2つになります。
私が初めてちゃんとしたヒルクライムをしたのがなんといきなり富士山でした、、、
後輩の子に誘われ行ってみると目の前には大きい山(日本一の山だから当たり前ですが)
登り始めてすぐに息が切れ、脚も重たくなり何回も足をついてしまい何が楽しいのか最初はわからなかったです。
ただそれでも脚を回して、楽しそうに登っている後輩を追って走るとそこには今まで自転車を乗っていて見た事のないような景色が広がってました。
少しだけ想像してみてください。それまでキツくて何度も足をついてしまいながらも、それでもあきらめずにペダルをひたすらこぎ続け、そしてやっとたどり着いた頂上。自転車を降りて今まで自分が登ってきた道を振り返ると登り始めた地点がはるか下に見え、周りは見渡す限りの絶景。
もちろん平地を走っていたりしても景色は楽しめますがヒルクライムにはバラエティに富んだ景色があり自然を直に感じる事が出来ます。山は夏は涼しく、冬には景色が澄んでいたりなど四季折々の変化がありいつ登っても、同じコースながら違う表情を見せてくれんです。
そんな経験をしたことでヒルクライムに魅了された私は次の週には箱根を登っていました。
また速度もあまり出ない為実は初心者の方にもとてもおススメなんです!
(もちろん無理は禁物ですが)
競技志向の方などは峠や山道などのタイムがどれだけ更新できるのか自分の限界に挑戦したくなるのも魅了される理由でヒルクライムのイベントが人気だったりする要因だったりもします。成長を味わえたりするとヒルクライムにハマっていく方もすくなくはないでしょう。
3 峠を選ぶ時の目安を紹介
では実際にヒルクライムを行う際にどういった場所やコースで走るのがいいでしょうか?
ただ峠に行くだけでも様々な楽しさを味わう事が出来ますが数個ポイントを押さえてるだけでもっと楽にヒルクライムを楽しむことが出来ます。
ヒルクライムを楽しみ始めた方によく伝えているのが
- まずは勾配が緩い方から登ってみる。
- 標高差などのコースプロフィールを事前に把握しておく。
- 近くの休憩ポイントを確認しておく。
です。
勾配とはその坂道の傾斜のことををいい、勾配の数値が上がれば上がるほどその坂道の過酷さを表しています。(人によっては勾配が高ければ高いほど愉しくなる方々もいます。。。)
行き止まりではない限り峠や山は2つ以上の登りの道筋(上り下り)があります。片方の登り道では勾配が10%で山頂まで距離5km もう片方の登り道では勾配5%で山頂まで距離10kmだとしたら同じ峠や山でも後者の方が一般的に楽に山頂まで登る事が出来る為オススメです。
また登るコースの獲得標高を確認しておくと大体の登る時間を把握することが出来ます。
(※獲得標高≒総上昇量⇒標高0mをスタートし標高200mの山を1回登れば獲得標高は200m、標高200mの山を2回登れば獲得標高は400mとなります。)
例えば自身が100mの獲得標高に5分かかるとしたら300mの獲得標高がある峠だと15分ぐらいにかな?など所要時間を把握できることで予定を立てやすくもできます。
ヒルクライムを楽しむ中で無理をしないのはとても重要なことにもなり、峠や山などではコンビニエンスストア等が街中と比べ少なる為事前に登る前での補給ポイントや、登った先などで休憩ポイントを確認しておくのも大切です。
これからヒルクライムをするなかで上記の事をふまえ自身がその坂を登る事ができるかを把握できるようになれば今までよりもっと身近にヒルクライムを楽しむ事ことができるでしょう!!
4 気を付けるべきポイントは
気を付けるポイントとしては「無理をしない事=安全第一」です。
登り切った後には登った分のダウンヒル(下り)が待っています。下りは登りとは打って変わって速度が出るので爽快感もありますが自身がコントロールできる速度以上を出すのは大変危険です。
峠や山道は枯れ葉や木枝なども転がっていることもよくあります。それまで頑張って登った分疲労もある為いつも以上に注意をし自分のペースで下りましょう!
(私は登りは得意ですが下りが苦手な為誰かと走る際いつも待たせてしまいますが、、、それでいいんです!安全第一!!)
標高が100m上がると一般的に気温が0.6℃下がると言われています。
街中では20℃あっても標高800mある山の山頂は15℃程になり下りでは速度が出る分体感温度も下がります。
また、山では天候も変わりやすいです。必ず防寒着を携行しましょう!
最近では軽量でかさばらないウインドブレーカーなどの製品も多数あります。
登る前などには予めしっかりブレーキが効くかなどの自転車の点検も大切です!
何より点検されて綺麗な自転車で登るヒルクライムは格別ですので走る前はしっかり確認しましょう。
下山するまでがヒルクライムです。
注意すべき点は多々ありますが再三にもなりますが「無理をしない事=安全第一」を心掛ければ大丈夫です!
安全に楽しんでヒルクライムをしましょう!!
5 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヒルクライムに向き不向きはまったくありません。
ヒルクライムをしている中で"愉しい"と思えることや、終えた後に"また登りたい"と思えることなどが少しでもあれば実は充分なんです。
ヒルクライムにはロマンの塊です!!